【7499】
こちらの数字は、2020年度
1級土木施工管理技術検定試験〈実地試験〉の合格者数です。
つまり昨年、7499名の1級土木施工管理技士が誕生したということです。
合格された方はもちろんのこと、受験された2万4204名の皆さまお疲れ様でした。前年度比で受験者数・合格者数・合格率はいずれも減少とのことですが、コロナ禍の大変な状況下での挑戦は相当な覚悟が必要だったでしょう。不本意ながら不参加の方も沢山いらしたことと思います。
令和3年度は安心して試験に臨める環境になることを願っております。
ご存知の方も多いと思います。
令和元年6月に改正された建設業法で、技術検定制度の見直しが行われ、令和3年度より新制度が適用されます。
①
これまで学科試験・実地試験があり、両方合格してようやく技士の称号が与えられていました。それらが今回から学科試験は第一次検定に、実地試験は第二次検定とされ、第一次検定の合格者を技士補、第一次・第二次検定の合格者を技士として称号が付与されます。
②
また、これまで2級合格後に1級を受験する際、実務経験が原則として5年求められていましたが、令和3年度以降はその期間が必要ではなくなります(令和3年度以降の2級合格者に限る)。2級合格の翌年には1級第1次検定を受験することが可能になります。
③
更に更に、これまで学科試験合格後、実地試験が2回不合格だった場合、再度学科試験から受験し直さなくてはいけなかったところ、令和3年度以降は、第1次検定を受験・合格して技士補を取得すれば、回数や期限の制限なく第二次検定を受験できることとなります。
↑これですよ。この③は個人的には大変疑問に感じておりましたので、今回のこの改定には賛成でございます!
②も大変喜ばしく思いますが、こちらに関しては様々な意見があるでしょうね。大きいものを作る・扱う仕事でありますから、やはり豊富な知識・技術が必須とされますよね。
それでも今回の技術検定制度の見直しは、建設業に携わる方々の増加に大きな影響を与えるのではないでしょうか。
今後の推移が楽しみです!
まもなく令和3年度の申し込みが始まります。
3月17日(水)~3月31日(水)までが期間です。
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